海辺のカフカ

“Closing your eyes isn’t going to change anything. Nothing’s going to disappear just because you can’t see what’s going on. In fact, things will even be worse the next time you open your eyes. That’s the kind of world we live in. Keep your eyes wide open. Only a coward closes his eyes. Closing your eyes and plugging up your ears won’t make time stand still.”
— Haruki Murakami, Kafka on the Shore
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[再録]

村上春樹
人の精神というのは、地表の部分を高くしようとすればするほど、地下の部分も同じだけ呼応して深くなるわけです。つまり人が善を目指そうとすれば、悪というのは補償作用として必ずその人の中で、同じぶん伸びていきます。同じように人が健康になろうと思えば思うほど、地下にあるその人の不健全な部分は深くなっていくはずです。そしてそれが行き過ぎると、分裂的な傾向が出てくると思うんですね。

村上春樹さん

村上春樹さん
僕自身は、一種の物語という文脈でものを考えるから、意識するしないというのは、そんなに大事なことじゃないんです。僕の考える物語という文脈では、すべては自然に起こり得ることなんです。(略)遠隔的な父殺しみたいなことも、むしろ僕の考える世界にあっては自然主義的リアリズムなんです。だからたとえばナカタさんが殺してカフカの手に血がつくというのは、まったく不思議ではないんですよね。なぜかと言われても困るんだけど、それは当然あり得ることなんです。(略)なぜあり得ることかというと、普通の文脈では説明できないことを物語は説明を超えた地点で表現しているからなんです。物語は、物語以外の表現とは違う表現をするんですね。

(*ここの部分はもう少し説明が必要だと思うので、付け加えます。(略)カフカ少年の場合は(略)この物語には神、あるいは神に対応する存在はありません。あくまで水平的な魂のやりとりの中で、強制しないストラクチャーの中で、ものごとは進行していきます。別な言い方をすれば、交換可能なかたちで(交換不可能な要素はないという認識の中で)物語は進行していくのです。「すべては自然に起こり得ることなんです」という僕の発言はそういう意味です。「とにかくなんでもありだ」ということではありません。物語が水平的にそれを求めるなら、それは自然に起こり得るのだということです。物語が何を求めているかを聴き取るのが僕の仕事です。)

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Author:tatsuzawatokyo
肩書き:代表戸締役 独りサク飯研究会員 所属政党:自由飲酒党 好きな唄:民生の「息子」 <<【東北人魂】仙台遷都、福島東北オリンピックの実現へ。>> 都心型仙人を目指してはいます

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